キャンパスライフ

在校生メッセージ

一級建築士試験を通して Aoki Shodai
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青木翔大

受験の動機

 大学院進学を決めた時に、普通の大学院生として日々を送るのではなく、将来のためになることをしようと考えるようになりました。建築分野で就職を考えており、他大学の学生と差をつけるため、大学院での生活を充実させるために一級建築士の試験を受験しようと思いました。

 

試験勉強について

学科試験は、基本的に暗記です。計画、環境・設備、施工の分野は、もちろん日々の学習が大切ですが、直前の詰め込みが本当に重要だと思います。国立大学に通われている方なら、しっかり勉強を続けていれば問題なく合格点に到達することができます。法規、構造の分野は特に重点的に長い期間をかけて勉強しました。配点が他の科目に比べて高く、この2科目で高得点を取ることが必須です。法規は毎日5問ずつ解くことを半年程度続けることで安定した点数を取ることができると思います。

製図試験は残念ながら1年目は不合格でした。2か月間という短い期間で製図試験に挑むまでに仕上げることは苦労が多かったのですが、何とか課題を解くことができるようになりました。合格できなかった理由は、建築に対しての知識量の少なさにあったと思います。これに関しては、学生にとって厳しい課題点なのかもしれません。しかし、与えられる課題だけではなく、建築に関しての知識を能動的に取り入れることで製図試験に合格するほどの知識を得ることができると思います。

 

最後に

 一級建築士は大変難しい試験ではありますが、建築の分野で働く人の多くにとって必須の資格です。今回の受験は、製図試験で不合格という形となってしまいましたが、得るものも大きかったです。大学で学ぶことができない知識を身に付けることができ、建築について関心が深まりました。さらに、私の場合は就職の面で新たな方向性を見つけることができました。学生の内に受験する価値は必ずあると思います。皆さんも是非チャレンジしてみてください。

 私は次回の受験で製図試験に合格できるよう努めて参ります。