研究室・教員紹介

複合構造工学・維持管理工学

研究室HP

研究室の概要

 

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https://nagasakibridgelab.wixsite.com/mysite

 熊本地震により落橋や大規模損傷した橋梁のみならず,小規模損傷ではあるが『みち』の一部としての橋梁の機能をほぼ喪失した多くの橋梁を近接目視により点検・診断しました.兵庫県南部地震の甚大な被害を受けて改定された道路橋示方書の新基準で新設または補強された橋梁の損傷状況を把握することができました.その中で,特定の部材に集中する特異な損傷などの橋梁構造の弱点や落橋防止システムなどの耐震補強対策が効果的に機能した部材について,研究対象となり得る多くの課題を目の当たりにしました.具体的には,様々な壊れ方が見られたのも事実で,どの部位で壊れるように設計すべきか,直しやすく,見つけやすい個所で壊れるようなダメージコントロールを積極的に設計に取り入れる必要があると実感しました.このことが現在の研究への私の姿勢です.また,自治体への支援では予算や人員規模に応じた維持管理の必要性も実感するとともに,社会資本整備審議会の『最後の警告-今すぐ本格的なメンテナンスに舵を切れ』のようにインフラを取り巻く危機は進行しており,社会インフラの維持管理工学に関する研究の重要性も強く痛感しました.当研究室では,橋梁を中心とした社会インフラの維持管理時代の到来を見越した様々な研究に取り組んでいます.

ゼミについて

 当研究室は,チームを編成して研究に取り組んでいます.下表はR3年度のチームの編制予定表です.多くのテーマは外部機関(管理団体や民間企業)と協調しています.詳しい情報は研究室HPを参考にして下さい.他大学を含めた大学院への進学希望者へのサポートにも力を入れています.前向きなやる気のある人の加入を期待しています!

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 現在取り組んでいる主な研究テーマ

  • 圧着式接合工法を用いた大型プレキャストボックスカルバート隅角部の耐荷特性
  • 空港インフラの効率的な維持管理を目指した橋梁定期点検データの分析および機械学習の利活用による地方自治体への展開
  • コンピュータ断層撮影法を用いたコンクリートの内部ひび割れの定量化
  • 点群データと画像解析を用いた橋梁点検・診断補助システムの開発
  • 3D計測を活用した既設橋梁の各種損傷のモデル化および耐荷性能評価
  • ふっ素塗装鉄筋のコンクリート部材への適用性に関する基礎的研究
  • 小規模橋梁を対象とする高耐久性薄肉PC床版の力学的特性の検討

准教授
山口浩平 Kohei Yamaguchi

メッセージ
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