Nさん
私は総合資格学院に通い、二級建築士の学科試験に挑戦しました。正直なところ、当初は強いモチベーションがあったわけではありません。しかし、学科試験に合格すれば大学から試験料が支給されると知り、それを一つの目標に勉強に向き合いました。
率直に言うと、宿題や講師に言われたことを確実にこなせば、構造工学コースに合格できるレベルの基礎力がある方なら、十分に合格できる試験だと感じました。実際、私は宿題や法規の線引きを試験直前の約3か月前まで一切やっていませんでしたが、そこから集中的に取り組むことで何とか仕上げることができました。直前期には総合資格学院の対策問題集を活用しました。価格は高めですが、本番で問われやすい内容を多く押さえられていると感じたため、不安のある方は友人と割り勘してでも取り組む価値があると思います。
学科試験対策で最も重要だと感じたのは、「出る問題を確実に取る」ことです。二級建築士試験は、過去問や頻出問題、模擬試験で扱われた内容が本番でも問われやすい傾向があります。そのため、一度出た問題は二度と間違えないよう、確実に得点できる状態まで仕上げることを意識しました。
構造分野では、計算問題は「間違えない前提」で解き、安定した得点源にすることを意識しました。一方で、構造や施工分野は暗記が重要であり、直前期に集中的に詰め込みました。似た用語の比較や意味の確認、実際の工法の写真や映像を調べてイメージと結びつけることで、記憶に定着しやすくなりました。二級建築士レベルでは、暗記の積み重ねが得点に直結すると実感しました。特に法規は、法令集への書き込みが合否を左右すると感じました。飛び先の指示や色分け、紛らわしい条文のマーキングなど、自分が瞬時に判断できる工夫を徹底しました。最初は非常に時間がかかり焦りも出ますが、解説を読み飛ばさず、忍耐強く取り組むことが大切です。極端な話、1問に2時間かかってもよいので、確実に解けるようになるまで向き合うことが力になります。計画分野は、講義動画に加えて一般のYouTubeの解説付き一問一答などを倍速で復習すれば、1週間でも合格ラインに到達できると感じました。また、大学で学んだ構造力学やコンクリート工学、設備・環境工学の知識があれば、二級建築士レベルの問題には十分対応できます。逆に、大学の試験を過去問だけで乗り越え、基礎知識が身についていない人は、短期間での合格は難しいと感じました。
後輩の皆さんに伝えたいのは、「最初から完璧を目指さなくてよい」ということです。出遅れても、根気強く集中して取り組めば巻き返すことは可能です。頻出問題を確実に取ること、法規に時間をかけること、そして最後まで粘ること。この3点を意識すれば、短期コースでも合格は現実的な目標になります。
ただし、製図試験は学科試験とは比べものにならないほどの気合いと労力が必要でした。出遅れた私は当初まったく図面が描けず、周囲との実力差や講師の熱い指導を受ける中で、何度も心が折れました。それでも、がむしゃらに取り組み続けたことで少しずつ描けるようになり、着実に力を伸ばすことができました。
製図は、とにかく努力量が結果に直結する分野だと感じています。挫けても構わないので、試験日までには「製図試験に挑戦できるレベル」に到達することを目標にしてください。また、試験では無理に優等生的な構成を目指す必要はありません。多少変わった図面でも構わないので、自分が描きやすく、確実にまとめられる図面を意識することが大切だと思います。






















