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2022年度コース長の挨拶

2022年度のコース長を務めることになりました源城です。

 

私は2015年に本学に着任し、8年目となりました。ここ数年で最も大きな出来事としては、2020年に発生した新型コロナウイルス感染拡大がなかなか終息を見ないことが挙げられます。これにより、大学の授業や学会発表など、さまざまな分野でのオンライン化が進む一方で、顔を突き合わせて授業や発表、討議をすることの大切さに気付かされた2年間でした。

 

新型コロナウイルスはグローバル化が進んだことにより猛威を振るい、世界中がパンデミックに見舞われました。ここ最近では、ロシアによるウクライナ侵攻や、東日本大震災以降も続く大地震の発生のほか、コロナ禍においてさまざまな複合災害が多発しております。このような難題を解決していくためには、やはり大学での学びが重要であると考えます。災害に備え、対処していくためには、高性能で壊れにくいロボットやドローンのような機械だけではなく、それらを状況に応じて臨機応変に適切に操作できる力を持ち、多面的な観点から解決法を提案できる素養を身に付けた人材が必要です。そのために、新入生の皆さんには外国語を含めた教養教育科目を学ぶことにより、基礎的な学力や一般常識を身に付けていただくことはもちろん、構造工学コースにおいて建築・土木・機械分野の幅広い専門知識を身に付けてほしいと思います。大学で学んだことは今後の厳しい世の中を生き抜いていくための武器になるものと確信しています。

 

このように、令和の時代は困難な世の中ではありますが、悲観的にばかり考えず、ピンチはチャンスと捉えて、積極的に貪欲に学んでいってほしいと思います。科学技術はピンチのときにこそ大きく進むものです。もちろん、勉学のみならず、サークル活動等で友達の輪を広げたり、アルバイトをしたりすることも大学入学後の大きな楽しみの一つでしょう。ぜひ、大いに学び、大いに楽しんでください。大学に入って世界を広げてください。失敗を恐れずにチャレンジしましょう。皆さんは大いに伸びる可能性を秘めています。視野を広く持って、未来の夢へ向かって日々前進してください。

 

ところで、構造工学コースでは2年前から指定科目の単位を一定数取得すれば、卒業時に一級建築士の受験資格が取得できるようになりました。大学院に進学し、学生の間に一級建築士や二級建築士の資格を取得している学生がすでに何名も出ています。1年生の皆さんの中には建築士になりたいという夢を持った方が多いと思います。ぜひ教員や先輩に話を聞いてみてください。いろんな人の話を聞き、今後、皆さんの将来を考える上での参考にしていただきたいと思います。一方、大学生になると、何でも人に尋ねるのではなく、自分で調べてみることも重要です。どのように調べるかについては大学1年生の授業で学ぶことができるでしょう。入学したら、調べるための方法論についても学んでください。高校までとは大きく異なり、大学では自発的に学ぶことが大切です。

 

これから、皆さんと一緒に学び、共に研究をしていくのを楽しみにしています。

 

2022年度コース長 源城 かほり

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