キャンパスライフ

在校生メッセージ

2級建築士試験を通して Kitamura Cisato
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北村知聖

 

〇受験の動機

私は,急遽大学院に進学することになり,「せっかく院に進学するなら資格を持って就職活動したい」「大学院生活をより有意義なものにしたい」という思いから受験することを決めました。

 

〇受験勉強について

学科試験の前はとにかくテキストの反復練習をしました。具体的には,計画,法規,構造,施工それぞれ275問のテキスト4冊を4回解きました。さらに,資格を取るために通っていた学校からの演習問題や模擬試験も何度も解き直し,見た事のある問題は確実に正解になるようにしていきました。この反復練習により,学科試験の際は緊張することも無く,気持ちに余裕を持って試験を受けることができ,模擬試験の時よりも良い点数を取ることができました。

製図試験は,先生に教えられたとおりに実践することを心がけました。製図の作図に関しては,毎回時間を計って図面を書き,前よりも早く書くことを意識して取り組みました。エスキスに関しては,はじめは全く出来ませんでしたが,先生に教えられたとおり実践することで力が付き,最終的には自分でプランを考えられるようになりました。また,学科の時と同様に,エスキスも同じ課題を何度も見直し,何度も考えて良いプランと悪いプランを見分けられるようにしました。その結果,本番では敷地に勾配があり,混乱する部分もありましたが,これまでに何度も練習してきたことを思い出し,気持ちに余裕を持って図面を描き上げることができました。しかし,試験が終わった後,私は大きなミスをしてることに気づき,不合格を覚悟しました。そして,合格発表当日,恐る恐る結果を見ると自分の受験番号があり,これまでの努力が報われたと感じました。

 

○最後に

この経験を通して,努力は必ず報われると改めて感じることができました。また,研究室の友人たちと一緒に勉強することができた為,お互いに分からないところを教え合ったり,競争したりすることでモチベーションを維持することができました。資格取得のために一生懸命教えて下さった先生方,応援してくれた親,切磋琢磨し合った友人たちに感謝しています。

今後受験を考えている人も,学生のうちに勉強しておくと時間も取りやすく,友人たちと教え合いながら勉強できるので,勉強の辛さも合格した時の喜びも分かち合うことができ,学生時代の良い思い出になります。是非学生のうちに挑戦してみてください。