キャンパスライフ

在校生メッセージ

未来の自分のために Maehira Masaki
Category:

前平正樹

 

〇受験の動機

 大学進学時から将来,建築系の仕事に就きたいと考えていたこと,一級建築士試験の制度変更により,学生の間に試験が受験できるようになったこと,社会人になってから仕事と両立して勉強を行うよりも自由な時間の多い学生の方が合格できる可能性が高いのではないかということ,就職後に他の同期よりも早くステップアップができるのではないかということなどを踏まえ,学生時代での一級建築士試験の挑戦を決意しました。 

 

〇学科試験について

 学科試験は膨大な量の内容の暗記が必要となっていますが,私は暗記できていない内容を減らしていくために,各科目の教科書(放法規以外)を理解できていない内容をまとめたものとして活用していました。具体的には,資格学校で配布される問題や過去問を解いて,間違えたり,理解が曖昧な選択肢の内容について,教科書の該当箇所にペンで線を引き,間違えるごとに違う色のペンで線を引いていくことで自分が理解できていない内容を見える化し,勉強を進めていきました。あくまで一例であるので,中々覚えられないと感じる人は,自分の中で勉強法が確立するまでは,いろんなやり方を試してみて,自分に合った勉強法を見つけるのがいいと思います。

 

〇製図試験について

 私は1年目の受験で不合格となってしまい,2年目に合格ができました。製図試験は6時間半という時間で1枚の図面と記述用紙を提出する必要があり,時間の管理がとても重要となります。私は特にエスキスに時間がかかってしまい,最後の確認の時間が取れないということが多くありました。それを改善するために,同期や資格学校の他の受講生の方に進め方や考え方で気になるところを積極的に聞いて,自分と違う部分,取り入れる部分を見つけ,実際にやってみるというのを繰り返しました。最終的に,エスキスの時間は資格学校が定めている時間よりも超えてしまうことが多かったですが,作図の時間を短縮することで6時間半で完成させることができるようになりました。

 

〇最後に

 学生で受験できることによって,同期や仲間と一緒に勉強ができるため,その人たちを大切にして,お互いがいい刺激を与えないながら,時には助け合いながら,試験合格に向けて頑張ってください。