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第4回建築構造展

 みなさん、こんにちは。今回は6月22日,23日にJSCA(日本建築構造技術者協会)九州支部長崎地区会主催の第4回長崎建築構造展が5年ぶりに開催されたため,少し紹介させていただきます。長崎建築構造展には九州各地の企業が建築構造に関わる技術紹介や体験ブースを出展しており,構造工学コースでも研究内容展示と体験ブースを出展させていただきました。

 構造展の主な来場者は建築構造に関わる技術者が多いですが,他にも長崎の建築系の学生や工業高校生も団体で多く見学しに来ていたため,会場は大きな賑わいを見せていました。

 私は体験ブースを担当し,簡単なペーパークラフト教材を用いて,住宅を制作し,補強材(筋交い)がある場合とない場合で地震に対する揺れ方がどのように変化するかを実証して多くの学生や工業高校生に建築構造に関する知識を伝えることができました。

構造展2

長崎大学体験ブースにてペーパークラフトを作る様子

 建築構造に関する技術は主に施工現場で活用されており,学生や高校生の皆さんは普段目にする機会が少ないため,とても参考になったと思います。私も実際に構造展で耐震ブレースの紹介やVRを使用した住宅展示体験技術などを見学させていただき,企業の技術力の高さを体感することができて良い経験となりました。

構造展1

構造展会場の様子

 現在は昨年に発生した熊本地震の影響もあり,世間の防災や建築構造に関する意識や注目度が高まってきていると思います。長崎建築構造展は基本的に4年に1度の開催であるため,次回開催予定は2021年です。ぜひ次の機会は会場に足を運んでみてください。

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竹村 潤

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