カラッと晴れた日がなかなか訪れませんが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
今回は、“様々な構造物”について少しだけご紹介したいと思います。
それは就職活動を終えて構造工学コースって本当に幅広い分野の勉強をしているんだなぁと私は感じたからです。
構造工学コースでは主に建物、橋梁、船舶、自動車…等、幅広い業界の勉強ができるコースです。
全てここ最近で私が見に行った“構造物”です。興味を持った人は是非行ってみてください。
①長崎県長崎市魚の町:眼鏡橋
中島川に架かる日本初の石造りのアーチ橋です。
昭和57年の長崎大水害で半壊したものの、当時の状態を維持しているようです。
堤防には『ハートストーン』があり機会があれば探してみては…?
②熊本県上益城郡山都町:通潤橋
五老ヶ滝川の谷に架けられた水路橋です。
水に恵まれなかった土地へ通水するために作られたそうです。
今でも時間になると放水を見ることができ、観光スポットとなっています。
当時の技術レベルとしては非常に優れ、国の重要文化財に指定されています。
ここは橋だけでなく道の駅も隣接し、色々なグッズが売られていました。
中でもその場で焼いているヤマメの塩焼きが凄まじく美味しくてびっくりしました!
訪れた際は是非!
③宮崎県西臼杵郡日之影町:青雲橋
五ヶ瀬川に架かるアーチトラス橋です。
国道に架かるアーチ橋では東洋一とされ、完成までになんと10年4か月も費やしたそうです。
このアーチ橋は組み立てた橋桁を中央でドッキングさせる“日本初”の架橋工法で作られたそうです。
高さは137mもあり見晴らしは最高でした!
④サファイアプリンセス来航
先日長崎の松ヶ枝にサファイアプリンセスが入港しました。
三菱重工業長崎造船所が建造したクルーズ客船です。
上海から松ヶ枝(長崎)、これから博多へ向かうようです。
サファイアプリンセスの姉妹船であるダイヤモンドプリンセスが9月7日に松ヶ枝に入港するようです。
興味のある人は一度ご覧になってみては?
⑤長崎県長崎市出島町:長崎県美術館
2005年に有名建築家の隈研吾さんが手掛けたこの美術館は一度訪れるとまた来たくなるような、また自然にも囲まれており、四季を楽しみながらアートも楽しめる建物です。
現在は「魔法の美術館~光と影のワンダーランド 」
2015年3月6日からは「「木梨憲武展×20years」INSPIRATION-瞬間の好奇心 」
等があります。
(※HPより http://www.nagasaki-museum.jp/)
実は8月23日にここ長崎県美術館でトヨタ自動車のイベントが開催されました。
トヨタ自動車のハリアーが全面鏡面のミラーハリアーとなり、全国8か所でイベントが開催されています。
全国8か所の中に長崎県美術館が入り、「行かねば!」と思い行ってきました。
全面鏡面の車を楽しみながらみんな写真を撮ってました。
長崎以外では岐阜県や和歌山県、他には北海道や青森県などで開催されるようです。
(※HPより http://magazineworld.jp/brutus/mirror-harrier/)
さて、橋梁・船舶・建物・車と紹介してきましたが、最初に話したように、この構造工学コースではこのすべてに関連することを学ぶことができます。
世の中にはたくさんの“構造物”があります。そのどれを取っても子供たちに夢を与えられる素晴らしいモノだと私は思います。
これから就職活動を始める構造工学コースの学生の皆さん、たくさんのモノに携わることができるコースに所属しているので、この夏休みに是非世の中で活躍している“構造物”に触れて楽しみ、感動してみてください。
それをキッカケになり将来がガラッと変わるかもしれません。実際私もそうでした。
”その業界”に進みたい人は本当に”それ”が好きですか?”それ” が本当に好きなら実際触れてみてください。
大学受験を控えている受験生の皆さん、幅広い業界について勉強したら今まで見ていた“構造物”の見方が変わってきます。
普段使っている・乗っているモノがどうしてその形をしているのか、なぜ必要なのか、その“理由”が分かってきます。それが分かってくるととても楽しいですよ。
そんな経験してみませんか?
最後に、昨年から始まったこのS-cafeも3名から20名にまで人数が増えました。
これからも構造工学コース発展のために、卒業してからもずっと一緒に盛り上げていきたいと思っています。
昨年大変お世話になった先生方や卒業された先輩方、そしてたくさんの先輩方、本当にありがとうございました。これからも温かく見守って、時にはご指摘等頂けると幸いです。
一人でも多くの受験生に構造工学コースの良さを知ってもらい、一人でも多くの学生に後悔しない学生生活を送ってもらえるように尽力します。
玉井研究室 修士2年
平成25年度S-cafe(企画・指導)
飯田康博
コメント