12月に入り続々と企業の方が説明会に来ています。
皆さんは就職活動順調でしょうか?
今回は2001年に修了し,現在はトヨタテクニカルディベロップメント株式会社にお勤めの和田眞禎さんにS-cafeで集めました就職活動の悩みなどについて答えて頂きました。
是非みなさんの就職活動・大学受験に役立ててください。
○会社・就職活動編
Q1.現在どのようなお仕事をされていますか?
A1.溶接・ボルトなどの接合部の信頼性強度、現象把握、寿命予測のためのデータベース構築などで
す。
Q2.構造工学科で学んだことで現在役に立っていることはありますか?
A2.材料力学・破壊力学・プログラム言語・溶接などがベースで、あとは研究室で学んだことが大きい
です。
Q3.現在の仕事で面白いことはどういったところですか?また、辛かったことはありますか?どのように
乗り越えましたか?
A3.面白いことは、世界一の信頼性と言われているトヨタの技術開発に携わっていること。
辛い時は思うような結果が出ないとき。そんな時は同僚に相談したり、過去の文献調査をします。
Q4.仕事のどのようなところにやりがいを感じますか?
A4.トヨタの方々や他部署の方々が開発した技術を喜んでくれたときに感じます。
Q5.会社の福利厚生を教えてください。
A5.福利厚生は比較的充実していると思います。1年間で14.4万円分の支給があり、TTDCカフェテリ
アプランと言い、個人でそれぞれ選ぶことが可能です。具体的に言うと、家賃補助・住宅ローン補
助・旅行積立・自動車保険補助などがあります。
Q6.会社の食堂の雰囲気を教えてください。
A6.6階に食堂があり、景色は良好で、豊田スタジアムがよく見えます。サッカーやライブがあると、
豊田市駅は大変混みあいます。
Q7.就職活動の際、何を自分の軸として活動しましたか?
A7.今まで自分が経験してきたことに信念を持ち、会社でどう反映できるか?を考えました。いかに会
社で自分が持っている知識や技術などを生かせるか?をアピールするのは必須だと思います。
Q8.就職活動をしている学生にアドバイスをお願いします。
A8.“とにかく早く動く”そして自分がやりたいことを想像する。周りの友達と情報交換も必要です。最
後の決め手となる面接での受け答えと面接官から見たときの印象が重要になってくるので、どうい
った点に気をつけるかを考える必要があり、練習もしっかりしましょう。
しかし、セリフを覚えるのだけは御法度です。その通りに言えなかったら余計に焦りますよ。
○大学生活・大学受験編
Q1.大学時代の勉強方法でテクニック等ありましたか?
A1.テクニックを身につけるのではなく、根本を理解することが重要だと思います。教科書やノートを
覚えるのは簡単ですが、全く違う問題が出たとしても、根本から理解していれば、何かしら回答で
きます。
これは大学受験をこれから迎える学生さんにも当てはまると思います。
Q2.大学生活の中で一番の思い出を教えてください。
A2.今でも相談できる友達や先輩・後輩ができたことや麻雀を覚えたことかな。あとは、大学院入試の
試験結果を聞いた時です。今でもその瞬間は忘れられません。
Q3.学生生活でやっておけばよかったと思うことはありますか?
A3.もっと派手に遊べば良かったと思うことはあります。そして4年間家庭教師をしていたので、もっ
と色々な人と知り合えるアルバイトをしていれば良かったと思います。
Q4.大学受験を迎えたとき構造工学科を選んだのはどうしてですか?
A4.当時は建築をしたかった。日本一大きいビルを造ってみたい!という想いがありました。
Q5.社会人の立場から、構造工学コースの良い点を教えてください。
A5.構造工学科は様々な分野に就職ができることが最大の利点です。建築・土木・機械・造船など多岐
にわたる世界に行ける可能性があります。高校時代や学部時代からの夢が継続できていればいい
が、日本の情勢が不安定だし、自分の考えや思いは常に変わっていくから、色々な可能性を残しな
がら勉強できるのは良いと考えます。
しかし、多岐に渡りすぎていて、「これが得意です。」と言いにくい。また、就職の面接時には
「構造工学科ってなに?」と聞かれることがあるため、自分の中で答えを見つけておく必要があると
思います。
Q6.構造工学科を受験しようと考えている高校生にメッセージをお願いします。
A6.様々な構造系について勉強してみたいがどの分野に行こうか迷っている受験生は是非受験してみて
はいかがでしょうか?
Q7.構造工学科へメッセージをお願いします。
A7.卒業して13年も経つのに、色々な先生から気軽に声をかけてもらえることや採用でも出身学科と関
係をもてることに感謝しています。
今回は学内説明会があるにも関わらず、構造工学コースのためだけに特別にコース内でも説明会をして頂きました。お忙しい中本当にありがとうございました。
この記事を読んで一人でも多くの学生が就職活動に熱を入れ、高校生は受験の後押しになれば最高だと思っています。
2013年もあと残り少しです。やり残したことはありませんか?後悔のないようあとの事をしっかり考えながら日々を過ごしていきましょう。
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