キャンパスライフ

在校生メッセージ

迫宏幸 Hiroyuki Sako
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二級建築士の試験勉強で得たこと

私が二級建築士の資格取得を目指した理由は構造工学科で数年間かけて学んだ成果を資格取得という目に見える形で残したかったからです。構造工学科は建築の講義にとても力をいれており,私自身そういった分野の講義を多く受けてきました。大学での建築の勉強の集大成として二級建築士の試験を受けることにしました。

私は学科試験の対策は独学でおこないました。使用した市販の参考書は過去問の問題集と項目別にポイントを整理した問題集です。この2冊を4月から試験当日まで何度も繰り返し解きました。二級建築士の学科試験では基礎的な知識を問われることが多いため,基本事項を確実に抑えることが大切だと思います。また、友人と問題を出し合う勉強法は内容が頭に定着しやすく,効果的であったため,お勧めします。

製図の試験に関しては資格学校に通い,エスキスの方法や短時間で図面を描くテクニックを学びました。初めのうちは図面一式を書くのに10時間以上かかってしまい,合格できるかどうか不安に感じていたのですが,先生方の丁寧な指導,友人たちのアドバイスのおかげで試験に無事合格することができました。

今まで学んだ成果を目に見える形で残したいという思いで取得した二級建築士の資格は就職活動の際に大いに役立ちました。緊張しやすい私がある程度自信をもてたのは,研究や大学院の講義と並行して資格取得のための勉強に打ち込んだ経験があったからだと思います。

二級建築士の資格に限らず,構造工学科は学生に自主的活動の機会を多く提供しています。数多くのプロジェクト,資格取得への挑戦は大変ではありますが,そこで得る経験や知識はきっと将来役に立つはずです。悔いのない大学生活を送るために在学生の皆さん,頑張ってください。