S-CAFE

長崎新県庁の免震装置

 

みなさんこんにちは.

11月12日(月)に長崎新県庁に見学に行ってきました.その新県庁は長崎では新県庁含めて2件しかない免震構造になっています.ここで今回は免震構造について長崎新県庁を例に紹介しようと思います.

 

免震構造とは...

地面と建物の間に免震装置を入れ,地震時に免震装置が揺れを吸収するため,建物に伝わる揺れを軽減する構造です.建物が地面の上ではなく免震装置の上にのっているわけです!新県庁の地下には,3種類の免震装置(天然ゴム系積層ゴムアイソレータ,鉛プラグ入り積層ゴムアイソレータ,すべり支承)があります.柱が172本あるのでその柱ひとつひとつに免震装置がついています.

実際に免震装置を見てきました!階段を下りて地下(建物と地面の間で,免震装置があるところ)に行ってみると…

免振2

免振

免振5

ありました!これが免震装置です.地震の時にはこれが建物の代わりに揺れてくれて,地震の揺れを吸収してくれてるんですね!

免振3

 

人と比べるとこのくらい!大きい!

免振4

そして一番驚いたのがついさっき下りてきた階段です!階段は建物側にあるので,浮いています!

 

構造工学コースでは,このような免震構造についても授業で習います.しかし,授業で習ってはいたものの実際には見たことありませんでした.やっぱり,実際に見ることで,そのスケールの大きさに驚いたり,現場の方の話を聞いたりすることで,更に理解が深まりました.百聞は一見にしかず!!免震装置は地下にあり,関係者の方しか入ることはできないので,こんな機会はめったにありません.貴重な体験をさせていただきました.新県庁の職員の方々ありがとうございました.

 

プロフィール

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南克樹

吉武研究室
出身:福岡県(伝習館高校)
趣味:スポーツ観戦(ソフトバンクホークス,サガン鳥栖)

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