S-CAFE

景観に配慮した長崎の建物

平成16年に景観法が施行されましたが,長崎県では以前から景観を考え「環長崎港地域アーバンデザインシステム」を組織して,長崎港周辺に立つ建物をコントロールしています。建物の外観コントロールは,「高さは○m以下」,「建物の色は○○の範囲で」,「建物の▲▲は緑化を」などの項目があり,それをクリアすればOKという条件クリア型がほとんどですが,長崎県は「環長崎港地域アーバンデザインシステム」のメンバーに一流の人たちを揃え,今後建つ建築物を会議で検討し,アドバイスや修正要求をしていくというスタイルのため,①統合的な視点からのコントロールができる,②一流の方のコメントなのでデザインがさらに良くなる可能性がある等が特徴です。

アドバイスを受けて建設された建物を紹介します。

(上から)

長崎歴史文化博物館

長崎港松が枝国際ターミナル

ナガサキピースミュージアム

長崎県美術館長崎歴史文化博物館

タワーシティ長崎(遠望)

 

※この写真は長崎県観光連盟の写真を使用しています。長崎港松が枝国際ターミナルピースミュージアム 長崎県美術館グラバースカイロードからの長崎港

プロフィール

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教授 安武敦子

2010年より長崎大学へ着任。建築計画や設計製図を担当。

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