「長崎は今日も雨だった」という事で、長崎でも、梅雨を連想させるような雨が降る日が多い今日この頃ですが、さらに猛暑も相まって、夏本番の暑さが続いています。
今回は構造工学の魅力を知って頂くために、構造工学コースで学ぶ科目の一つについてご紹介します。
構造工学コースの三年次で学ぶ計算力学という講義です。シラバスでは
「構造工学における実務分野では、複雑な形状や支持条件の構造物に対して性能を評価する必要性がある。」
とあります。
要するに、性能評価のために構造解析方法を学ぶための講義です。
私はこの講義のティーチングアシスタントをさせて貰っていたので、ご紹介させていただきます。
下の画像は、演習の際に個人でプログラミング作成した簡単なトラスの解析結果です。
材料を鉄と仮定し、境界条件はA:自由、B・C:固定として解析しています。
計算力学ではこのような構造解析方法を学びます。
解析と言いますと、非常に難しいイメージがあるかもしれません。私も解析はとても難しいイメージがありました。
しかし、実際に講義を受け感じたのが、細々したところを除き大まかに言いますと高校で習った力学(力のつり合いなど)の基礎と一次関数の知識だけで複雑な構造物が解析できてしまうということに感動した記憶があります。
一次関数など習う際には、その解法だけを覚え、実際に何に使うのか何のために学ぶ必要があるのかなど考えもしなかったのですが、社会のために役立っていることをすごく実感した一幕でした。
このことからも、より多くの学生に工学分野に興味を持ってもらい、数学や物理などの知識をより深く学び、社会のために役立ててほしいと感じます。
構造工学コースでは簡単な構造物でしたら解析できる知識を計算力学という講義で習得できます。
構造解析に興味のある学生さんは構造工学という分野も進路の視野に入れてみてください。
また、昨年度S-CAFEということで活動させて頂き、構造工学コースの卒業生の方や在学生、先生方、本学の職員さん、外部の方など多くの方に大変お世話になりました。
昨年度はまだ始まったばかりという事でオープンキャンパスや自主企画など色々なことに積極的にチャレンジさせていただきました。
少なかったs-caféメンバーも今ではすごく増え、今年のメンバーの活動がまた楽しみに思います。
今年、来年、再来年と構造工学の魅力をこれからも発信し、少しでも構造工学のことを知ってもらえたら嬉しいです。
玉井研究室 修士2年
平成25年度S-CAFÉ総括
桐山尚大
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