キャンパスライフ

在校生メッセージ

摺木 悠人 Suruki Yuto
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二級建築士合格への道のり

受験の動機

私が2級建築士の受験を決めた最大の理由は、建築の知識をより深めたかったからです。私は、建築業界に就職することを決めており、就職する前に、大学の講義以上に建築について学びたいと考えていました。建築士は建築業界に就職するならほぼ必須となる資格であり、計画、法規、構造、施工の4つの分野から幅広く建築の知識を学ぶことができます。また製図に関しても他の建築学科の学生と比べて圧倒的に足りていないと感じていました。資格学校に通うことで製図を基礎から学びたいと思い受験することを決めました。

 

受験勉強について

〈学科試験〉

学科試験の勉強方法については、まずテキストを用いて内容の理解を行いました。次に過去問集を用いてひたすら問題を解き、わからない箇所があったらテキストに戻り再度理解することを繰り返し行いました。本番の試験は過去問から出題されることが多いため、過去問については10年分ほど勉強しほぼ完璧にしました。暗記することが非常に多いですが、ただ暗記するのではなく、根本から理解できるように努めました。勉強した量と時間が直接点数にあらわれるので努力が結果に結びつきやすいと思います。また一つ一つの模試に焦点を当てて学習を行えたことが本番でも結果が出せた秘訣だと思います。

 

〈製図試験〉

製図試験はゼロからのスタートでした。資格学校の先生に習うことで、2か月という短い間で、線の引き方から覚え、最終的には本番レベルの図面を描き上げることができました。製図試験は学科試験と異なり努力が結果に結びつきにくいです。練習と同じ問題が本番で出ることはなく、本番でプランが思いつくかどうかが合否の分かれ目となります。そのため、一つの課題においても様々なプランを考えたり、友人の図面を見て学んだりするなどして、自分の中の引き出しをできるだけ多く持っておくことができたことが合格につながったのだと思います。

 

 

 

最後に

学生時代に建築士の試験に挑戦することの魅力の一つに、大学の友人と一緒に頑張ることができることがあります。苦しいときも助け合いながら切磋琢磨し、合格の喜びを共有できることは大きな魅力です。また建築士の資格は建築業界ならほぼ必須と言われている資格であるため、建築士の資格試験を受験するか迷っている方は、ぜひ時間のある学生時代に勉強しておくことをおすすめします