こんにちは。吉武研究室 修士2年の田川夏湖です。
次第に過ごしやすい陽気となってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今年度も折り返し、長崎大学では後期の授業がスタートしました。
学生の皆さんは、楽しく有意義な夏期休暇を過ごせたでしょうか。
9月25日に、機械学会九州支部長崎講演会が長崎大学で開催され、私も参加しました。
私は5月の学会で講演しましたので、今回は同じ研究テーマで研究している後輩の講演を聞いたり、他大学の研究者の講演や三菱重工業の方の特別講演を聞いたりしました。
吉武研究室からは、修士1年の中山くんと茅原くんが、それぞれ「歯打ち解析における詳細モデルと簡易モデルの比較」と「フードダンパとバネ支持によるインバータモータの制振」について、発表を行いました。
二人にとっては初めての学会参加であり、聴講している私にも緊張感が伝わりましたが、事前に何度も練習を重ねていたので、本番では堂々と発表を行うことができていたと思います。
その他にも振動や音響分野における様々な大学の研究を見聞することができ、同世代の発表に刺激を受けました。
また、特別講演は、三菱重工技術統括本部副本部長兼総合研究所所長の川本要次様の「エコ・イノベーションへの取り組みと学会への期待」についてのご講演でした。
世界で増加するエネルギーの需要に対して、エネルギーの消費量を減らすとともに、エネルギーを効率よく作り出す必要があり、工学系を志す学生として、誰もが使命感を持って取り組まなくてはならない課題であると再認識しました。
また、ご講演の中で、今の学生に対して「基礎学力の向上」を期待しているというお話が印象的でした。
昔に比べ、大卒者の基礎学力レベルが低下している傾向にあるそうです。
大学院も含めると多くの学生が大学に4~6年間在学していますが、この長いようで短い間に、学力や人間性において大きく成長できる機会がたくさんあると思います。
また、専門的な知識に加え、少しでも興味を持ったことにチャレンジできる環境があることが、大学に在学する利点の一つであると思います。
私自身も、残り少ない大学生活を充実させていかなければならないと思いました。
学生の皆さんは、これから始まる後期の授業、卒業研究・修士論文の研究等により一層力を入れて、多くのことを学んでいきましょう。
過ごしやすい陽気ですが、朝晩はずいぶんと冷え込んで参りました。
身体には十分お気をつけてお過ごしください。
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