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新コース長のメッセージ

2026年度の構造工学コース長を務めます中原です.一言ご挨拶申し上げます.

私はコース長6回目です.私は,2015年に本学に教授として着任しており,現在の構造工学コースの中で,教授在任期が最も長い教員となりました.これから始まる11年目にして,コース長6回ですから,在任中の半分以上をコース長として,教育・研究の下支えとなる運営に従事してきました.

昨年の卒業式では,コース長として,「アラジンと魔法のランプ」に関連して次のようなお話をしました.魔法のランプをこすると,魔人が出てきて,3つの願いをかなえてくれるというお話です.ディズニーが「アラジン」と題してアニメ映画にして,その後,実写の映画も出ています.主人公はアラジンですが,魔人ジニーが,魅力的なキャラクターとして登場します.

1年前の卒業式の当日に,私は,卒業生に皆さんの「願い」とは何かを次のように問いました.それは,「音よりも早く空を飛ぶことでしょうか。一生かかっても使い切れない数万トンの資源を運ぶことでしょうか。それとも、雲を貫く数百メートルの塔を建てることでしょうか。」です.皆さんもお気づきのように,現在のこの世界において,魔人の力とは,工学技術のことです.つまり,これを修得する皆さんは,魔人の幼生なのです.アラジンの世界では,魔人は真っ青な色をしていますが,現実世界の高度工学技術者の皆様は,一般の方々と全く同じ見た目で生息しています.

お話しの魔人と,現実世界の魔人の違いは,2つあります.現実世界では,工学技術者は,単独でなく,他と協力しながら目標の構造物を実現化させます,また,現実世界では,一瞬でなくて長い時間をかけて構造物を製作します.

構造工学コースに入学された皆さんは,「建物、橋梁、自動車、船舶、航空機等々の製品」を製作できる技術者になります.このように構造工学は,広い分野をカバーしていることが特徴です.どんな分野でも活躍できる人材になるためには,基礎となる数学と力学をしっかり学ぶ必要があります.

私は,1999年に博士の学位を取得しています.27 年を経た今でもこれを見直すことがあります.今,時代はすごい勢いで変化しているように見えます.しかしながら,変わらないものも依然としてあります.想像しえないような時代が来ると誰もが感じている中,なにを真剣に学ぶべきか.これは,大変に難しい問題です.短い大学生活の中で,絶えずこれについて考えるべきです.与えられたことをこなすのは,機械がする仕事になりました.人間のする仕事とは何かを考えましょう.提示される答えは,ありません.自分の中に見つけるものです.各人の思考の集積が,皆さんの未来を切り開くことを期待しています.

 

2026年度コース長 中原 浩之

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