コース案内

取得資格

取得可能資格一覧

種類 備考
高等学校教諭一種免許状
(教科:理科、数学、工業、情報)
教育職員免許法第5条別表第1に定める所定の単位を取得すれば申請できる。
修習技術者 技術士の一次試験合格者と同等の資格が与えられます。
衛生工学衛生管理者免許 衛生管理者規定第3条に定める所定の講習を修了すると申請できる。
一級建築士 所定の単位を修得して卒業すれば受験資格が与えられ,実務経験後に免許が登録できる。実務経験の必要年数(2年以上)は取得単位数による。(建築士法第14条)
二級・木造建築士 受験資格が与えられる。(建築士法第15条)
土木施工管理技士 1級は指導監督的実務経験1年以上を含む実務経験3年以上で技術検定を受けることができる。(建設業法施行令第27条の5)

建築士試験の受験資格について

平成20年度入学者までは構造工学科を卒業することで,建築士の受験資格を得ることができます。平成21年入学者からは建築士法の改正に伴い,指定する科目を修めて卒業すれば受験資格が得られます。免許登録までには実務経験が必要で,取得単位数によって必要となる実務経験年数(一級建築士で最低2年,二級建築士で最低0年)が変動します。詳しくは建築系教員の安武教授に相談してください。

建築技術教育普及センター»

また構造工学コースでは,建築関係に就職を希望する大学院生には大学院在学中に二級建築士の資格を取得することを推奨し,教職員が相談にのるとともに,工学部後援会からも受験費用の補助を頂いています。
在校生からのメッセージに合格者の声を掲載しています。一読して建築士を目指してください。

在校生からのメッセージ»

建築担当教員より「建築士合格へ向けて」

建築士の試験は二級建築士も一級建築士も,学科と製図の二段階の試験となります。

学科試験に際し,大学の授業は基礎から最先端の内容まで講義されるため,建築士受験をするには基礎をもう一度きちんと紐解き,理解することが大切です。学生の合格談にもあるように効率よく合格するには学科試験では問題をたくさん解くことが近道です。が,余裕を持った計画をし,分からなかったら振り返り,基礎から身につけてもらいたいと思います。

製図試験は出された条件をクリアして時間内に図面を描くことが求められます。大学の設計の授業は,2ヶ月程度の期間で,敷地の分析から始まり,図面や模型を制作して,最終的にはアイデアの面白さ,デザインの美しさ,人へのアピールのうまさ等,実践に近い評価を行います。しかし建築士の製図試験では条件を満足させ,模範的・標準的な解答をすることが求められます。さらに制限時間があるためるスピードが必要です。スピードを養うには,発表された課題から想定される条件を問題集等を使ってたくさん描くことです。

実際の試験時間に合わせて描く練習は,一人でやると途中で止めてしまったり,休憩したりしがちです。合格者のように友人らとやることは効果的だと思います。

学科も製図試験も勉強はクリエイティブではありませんが,勉強を通して建築士が備えるべき教養や常識が見えてきます。後輩の皆さんも頑張ってください。