キャンパスライフ

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松吉紀昇 Kisyou Matsuyoshi
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二級建築士「今やれることをよく考えて,今のうちにやっとけ」

長崎大学に入学したときには,二級建築士という資格の存在はすでに知っていました。しかしながら当時は,どういったことを勉強すれば良いのかも知らず,また,卒業までに必ず取得するといった感じでもありませんでした。資格取得を考え始めたのは大学2年生の後期です。二級建築士を大学院在学中に受験するには受験資格というものが必要で,そのためには一定の授業の単位を取らなくてはいけません。当時の考えは,二級建築士を受験しようと思っても受験資格がないと受けることができないので,とりあえず受けるかどうかは置いといて受験資格だけは在学中に取得できるように単位を取得しとこうというものでした。もちろん,同じ学科の他の学生より授業数は多くなります。

大学院へと進学した初年度に受験資格は得られるので,その年度に行われた二級建築士学科試験を受験しました。本格的に動き出したきっかけは,吉武先生の「今やれることをよく考えて,今のうちにやっとけ」という言葉です。真剣に今後のことを考えた上で今やれることは,二級建築士の資格取得でした。

二級建築士の学科試験は7月7日(2013年度)にありましたが,勉強は4月1日から独学で始めました。日建学院や総合資格といった資格学校へ通う場合,勉強は一年前の夏から始まります。受験年度の4月から8月までの期間は,院の授業もあるためとても多忙でした。友人が一緒に勉強していたからこそ頑張れたものの,一人でやっていたら心が折れていたと思います。
私の場合,学科対策受講費を払いたくなかったため独学で学科試験を勉強しましたが,学科対策の受講費の分は製図対策の受講費で割り引かれるので,学科試験の勉強は独学より資格学校へと通うことをお薦めします。製図試験は独学では無理です。大学の製図の授業で学んだものとは別物と考えて下さい。

二級建築士の資格取得に奮闘した6ヶ月と15日間は大変ではありましたが,取り終えてみれば良い経験だったといえます。また,資格があるという自信が就活でも生きてくると思います。これらを踏まえて,これから二級建築士を受験しようと考えている後輩へ今言えることは「今やれることをよく考えて,今のうちにやっとけ」です。