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テオ・ヤンセン展に関する記事

 

 

 

 

こんにちは。学部4年の中上麻里です。

寒の入りを迎え、ますます寒さが厳しくなっておりますが、

皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 

私は年末に過去の写真データを見返した際、一昨年の年末に行ったテオ・ヤンセン展について思い出したので紹介したいと思います。

テオ・ヤンセン氏はオランダ出身の彫刻家・物理学者です。

彼は1990年から風力によって無数の足が動作する機構を実装したビーストと呼ばれる作品を制作し始めました。

テオ・ヤンセン展では彼が作ってきたビーストを見ることができました。

 あ

こちらがビーストです。

複数の脚が写真の左から右へと平行に並んでいます。

風が吹くと、それぞれの脚は横から見るとカニ歩きするように動き、

ビーストは正面へ向かって移動します。

 

展覧会では、実際に動くところを見ることができました!

言葉では表現が難しいのですが、ビーストの動きはとても独特で見ていて飽きません。

他のサイトでは動画付きでビーストを紹介しているところもありますので一度ご覧になって頂きたいです。

ああ 

館内では風が吹かないので、ペットボトルに溜められた圧縮空気によって脚部が動くよう工夫されていました。

骨格のようなものはプラスチックチューブとタイラップ(結束バンド)で作られており、チューブを経由した空気がビーストの脚部を動かしています。

ビーストはチューブ長さの比率によって歩行動作の良し悪しが決まる機構なため、チューブの長さは厳密に計算されているそうです!

ビーストはこれまで私が見た芸術作品とは違って工学的な要素が含まれており、理にかなった美しさにとても惹かれました。

 

また、見学だけではなく、ペーパークラフトでビーストの脚部を製作しました。

この脚部が複数連なり、それぞれ動くことでビーストは移動することができます。

真ん中のつまみ部分を回すと、カニ歩きするように動いて面白かったです。

あああ

 あああああ

当時私は学部3年生で将来について考えていた時期でもあり、この展覧会は、自分の興味関心や将来像を考えるきっかけにもなりました。

視野を広げていろいろなことに興味を持ってみることは大事だと思います。

学業で忙しい時期だと思いますが、息抜きに是非このようなイベント等に積極的に参加してみてはどうでしょうか。

プロフィール

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中上麻里

工学部 工学科 構造工学コース 学部4年
出身: 長崎県
趣味: 音楽鑑賞

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