S-CAFE

平成27年度 長崎大学オープンキャンパス 構造工学コースQ&A 学校生活編

こんにちは。
勝田研究室 修士1年の内野耀太です。

朝夕の寒気が身にしみるころとなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
「夏が終われば秋を迎えて年末までまっしぐら」。そんなイメージのありますこの季節、大学受験を控える高校生の皆さんにとっては、いよいよ大詰めを迎える時期なのではないでしょうか。

長崎大学 工学部では、そんな受験を控える高校生の皆さんを対象として、今年7月18日にオープンキャンパスを開催いたしました。今回は、その際に高校生の皆さんから寄せられた質問に対する、構造工学コースのS-cafeメンバーの大学生・大学院生からの回答をご紹介したいと思います。質問内容によって、「学校生活編」、「私生活編」、「就職活動編」と大きく3つにカテゴリ分けしてあります。それぞれのカテゴリごとに3回に分けて更新しますので、興味のある方はぜひご覧ください。

今回は「学校生活編」です。

それでは、どうぞ!

                    

                構造工学コースQ&A 「学校生活編」

 

○ 一つの学科にたくさんコースがありますが、受けたいコースが複数ある場合はどうすればいいですか?

(ガルボキシル基さん)

 一つのコースに4年間在学することになるので複数のコースに在籍することはできません。そのため、自分自身のコース選びの決め手を良く考えるべきです。学科選びの決め手には各個人で色々ありますが、その研究レベルがどの程度であるか、自分が将来進みたい業界の勉強が出来るか、また過去の先輩方の就職実績があるかなどが挙げられると思います。偏差値や地元志向など色々な決め手がありますが、大学の中身にも目を向けてほしいと思います。また、長崎大学の工学科では入学後に他コースの講義の中に自分が受講したいものがあれば、受講願を提出することで受講することができます。自分のコースの勉強が疎かにならない範囲であれば、他コースの講義をいくつか受講することで新しい発見に繋がるかもしれません。
                                 (学部4年 / 男性 / 坂本くん)

 

○ どういうことを勉強できますか?
  (T. S さん)
 
 構造工学コースでは、建築物、橋梁、車、航空機、船舶といった身近にある構造物がどのような構造になっているのか、どのようにして強度を確保しているのかといったことを勉強しています。その他、建築製図やコンクリート施工設計、溶接についてなど、幅広い分野の学習をしています。 
                                 (学部4年 / 男性 / 坂本くん)

 

○ 文系の方より忙しいですか?
 
 感じ方は人それぞれだと思いますが、忙しいと思います。ゆったりとした大学生活を送りたいのなら、理系へ来ない方がいいかもしれません。他の学部のカリキュラムを知っているわけではないので、他学部の人たちから「本当は違う」と言われるかもしれませんが、工学部生の大半は他の学部より忙しいと答えると思います。構造工学コースは多くの講義でレポートの提出が必要です。レポートの他に実験や発表がある講義もあるので、テスト勉強のとき以外にも忙しい時期が何度かあります。しかし、常に忙しいわけではないので、毎回の講義をきちんと出席していれば自由に過ごせる時間も十分確保できます。
                                 (学部4年 / 男性 / 坂本くん)

 

○ 授業は大変ですか?
  (りょうさん)
 
 高校の授業は大体60分くらいだと思うのですが、大学の場合は90分あるため慣れるまでは集中力が続かず大変でした。
                                 (学部4年 / 男性 / 西尾くん)

 

○ 学校生活で大変なことは何ですか?

 必ず受けないといけない科目(必修科目など)と、興味があり受けたい科目を選び、自分で時間割を作らないといけないのが大変です。きちんとこれをやっておかないと、進級するための単位数や、卒業に必要な単位が不足してしまっては大変です。
 また、連絡事項は講義中に口頭で伝えられる場合と掲示板に貼り出される場合とがあります。重要なこと(休講の知らせ、レポートの提出期限など)も知らぬ間に貼り出されてある場合もあるため、掲示板を毎日チェックしておかないといけません。
                                 (学部4年 / 男性 / 西尾くん)

 

○ 勉強していた方がよかったと思うことはありますか?
 
 工学部では、最初の方は特に数学の微積分や行列、物理の力学などを用いて勉強しています。そのため、これらを復習しておくと講義の内容の理解も早くなるのではないかと思います。
 私たち構造工学コースでは、卒業するまでにTOEICで400点を取らないといけません。また、就職活動をする際にTOEICの点数が重要視されることもあるため、英語が苦手な人は今のうちに勉強しておくといいと思います。
                                 (学部4年 / 男性 / 西尾くん)

○ 男性と女性の割合はどのくらいですか?
  (LDTさん)

 年により比率には差がありますが、およそ8割が男子学生、2割が女子学生です。まだまだ女子学生の数は少ないですが、構造物の世界に興味を持つ女性は増えているように感じます。 
                                 (学部4年 / 女性 / 高倉さん)

 

○ 卒業する時、論文を発表する機会はありますか?
  (ジーニアスさん)
 
 卒業時は必ず卒業研究の成果を論文にまとめて発表します。今まで学んできたことの集大成になるもので、改めて考えたり新たな発見があったりします。大学院生は学会発表も経験します。
                                 (学部4年 / 女性 / 高倉さん)

 

○ 英語は必要ですか?

 構造工学コースでは卒業するために、TOEICで400点以上獲得する必要があります。高得点をとると助成金がもらえるので、積極的に受験することをおすすめします。会社に入った後でも、TOEICスコアが求められるようになっています。
                                 (学部4年 / 女性 / 中上さん)

 

○ 工学部に入りたいと思ったきっかけや出来事があれば教えて下さい。
  (タケシさん)
 
 ものづくりに興味があったので入ろうと思いました。その中でも構造工学コースを選んだのは、はっきり進路を決めきれなかったので幅広い分野で活躍する卒業生がいる構造工学コースなら様々な進路が選べると思ったからです。
                                 (学部4年 / 女性 / 中上さん)

 

○ 構造工学コースに入って、良かったと思うことは何ですか?
  (ななこさん)
 
 構造工学コースは幅広い分野(建築、土木、造船、航空宇宙、機械など)について学ぶことができるので、将来の選択肢が増えます。また、建築関係の授業を積極的にとれば卒業時に二級建築士の受験資格をもらえます。
                                 (学部4年 / 女性 / 中上さん)

 

以上、「学校生活編」のQ&Aでした。

次回は「私生活編」をお送り致します!

 

プロフィール

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内野耀太

長崎大学 工学部 工学科 構造工学コース 勝田研究室 修士1年
  研究内容:疲労亀裂と結晶の関係について
  趣味: 鉛筆画 3DCG サイクリング

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