S-CAFE

二級建築士試験合格発表

 

 皆さん,こんにちは.今年も早いものであと数日を残すのみですね.

 

 前回このS-CAFÉ記事で竹村君が二級建築士試験受験後の体験記を書いてくれましたが,その結果が今月発表されました.その結果,今年度は構造工学コースで4名の受験者のうち3名が合格し,二級建築士の資格を取得することができました!大学院修士1年生の合格者は全国的にも非常に少ないと思われます.

 

 二級建築士試験は学科試験と製図試験に分かれており,最終的な合格率は全受験者のうち2割程度しかありません.しかし,構造工学コースではここ数年の合格率が7~8割程度と高い水準を保っています.もちろん,この結果は毎年の受験生が努力したからこそですが,構造工学コースでは建築士試験の中でも苦手意識を持ちやすい科目と言われている構造科目を,重点的に学習することができます.これは二級建築士試験を受験する学生にとって大きな助けとなっています.前回記事を書いてくれた竹村君も構造力学に関してはあまり時間を割かなくても,模試や本試験でほぼ満点をとれたと語ってくれました.

 また,合格者にはコースから受験料が全額補助されますので,受験する学生にとっては大変助かります. 

 これから二級建築士試験を受験しようと考えている学生の皆さんや,長崎大学構造工学コースに興味を持っている大学受験生の皆さんには,参考になるのではないでしょうか.

 

 ここからは大学入試を控えた学生の皆さんに一言,就職活動を来年に控えた修士一年の私からアドバイスをさせていただこうかと思います.

 構造工学コースは建物,自動車,船舶,橋梁といった様々な構造物を対象とするコースです.将来の進路について考えたときに,建築関係に進みたい人も,それ以外の道に進みたい人も,構造工学コースで学ぶ構造物についての知識は,幅広い分野で活かされるので,進路の選択肢を多く持つことができるという意味において,とても魅力的なコースだと思います.そういった中で,コースのバックアップの下,二級建築士の受験資格を取得できることは特に建築関係に進む人にとっては極めて心強いことだと思います.

 

 これから構造工学コースを受験しようと考えている方や,まだまだ進路に悩んでいる方にこの記事が一助になれば幸いです.

 

 センター試験まであと少し,これからの将来のためにもうひと踏ん張り頑張ってください!

 

 それでは皆さん,よいお年をお迎えください.

 

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坂本 竜二郎

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